サラバ青春(Acoustic Version)-チャットモンチー

卒業式の前の日に僕が知りたかったのは

地球の自転の理由とかパブロフの犬のことじゃなくて

本当にこのまま終わるのかってことさ

ひっそりとした教室に座っているのは僕らだけで

何だか少し笑えてきた

空はいい感じの夕焼け色で飛行機雲がキーンて続いていた

きっといつの日か笑い話になるのかな

あの頃は青くさかったなんてね

水平線に消えていく太陽みたいに

僕らの青春もサラバなのだね

サラバ青春

思い出なんていらないって つっぱってみたけれど

いつだって過去には勝てやしない

あの頃が大好きで思い出し笑いも大好きで

真っ暗闇に僕ひとりぼっち

ピンク色の風もうす紫の香りも音楽室のピアノの上

大人になればお酒もぐいぐい飲めちゃうけれど

もう空は飛べなくなっちゃうの?

汗のにおいの染みついたグラウンドも

ロングトーンのラッパの音も「さようなら」って言えそうにないなあ

君とよく行った坂下食堂は

どうやら僕らと一緒に卒業しちゃうらしい

何でもない毎日が本当は

記念日だったって今頃気づいたんだ 今頃気づいたんだ

発売日:2010-03-24

歌手:チャットモンチー

作詞:高橋久美子

作曲:橋本絵莉子