ドレス一枚と愛ひとつ-かしぶち哲郎

まだ夜が明けきれぬ頃

僕の腕をほどき

ベッドをすりぬけて

窓辺に佇む 君

冬の弱い光りの中で

素肌にドレス纏い

粗末な靴を胸に

ドアの鍵をはずす

行かないで この愛

僕は追うべきなのか

自由を 求めて

でも 君を守れない

名前も知らない

街で君を見かけただけ

ただ ただ ただ

愛をひとつ 見かけただけ

長い夜が始まる時

マルガリータの残り香が

ランプに燃え移る

天使は君だった

今 街の片隅で

春に心さらし

遥か遠い国の

君を想い描く

あふれる この愛

僕は泣くべきなのか

真実 求めて

もう 君は帰らない

名前も知らない

街で君を見かけただけ

ただ ただ ただ

愛をひとつ 見かけただけ

ただ ただ ただ

愛をひとつ 見かけただけ

発売日:2009-11-11

歌手:かしぶち哲郎

作詞:Fito Paez・日本語詞:かしぶち哲郎

作曲:Fito Paez