大地の上で-寺田恵子

地平線へ続く午後の草原に

陽射しのなか遊ぶ子供達の声

ラムネの泡のように

はじけて飛び交ってる

白い雲が高い空を

静かに流れた

目を細めてまぶしさに右手かざし

陰りのないその笑顔を見つめてた

背中で風が舞う

未来は近くにある

あたりまえのそんなことが

不思議な気がした

On the earth

永い時がすぎた後の

キミに出逢えたなら伝えたいよ

誰のポケットにも永遠のかけらが

ひとつだけ眠ってること

忘れないで

西陽の影 草原に長く落ちて

走り回る子供の声はしゃいでる

眺めているだけで

力をキミはくれる

苦い雨が終わる時を

教えてくれたの

On the earth

その鼓動に耳をあてて

そっと生きていると確かめたい

遊び疲れたならあたしの膝へ来て

見る夢を守ってあげる

目覚めるまで

心さえ痩せていた

夜が遠く色あせてゆく

陽射しの魔術のなか

あたしの背が高くなる

On the earth

その鼓動に耳をあてて

そっと生きていると確かめたい

On the earth

永い時がすぎた後の

キミに出逢えたなら伝えたいよ

誰のポケットにも永遠のかけらが

ひとつだけ眠ってること

忘れないで

発売日:1994-04-21

歌手:寺田恵子

作詞:高柳恋

作曲:金田一郎