ひとりの君へ…-ふきのとう

そっと抱きかかえた君を

何処へ横たわらせよう

たとえば春の緑の野辺に

風にふるえる蕾のように

眩暈から覚めた君は

ひばりの声をきく

白いうなじに唇よせて

愛の予感を君に告げよう

長い坂で誰もがみな

同じように苦しみ

たったひとつの生きがいを

探しながら歩きつづける

生きることがとてもつらくて

立ち止まった日々もある

でも今日から想い出に

呼びかけたりはしない

君を心から君だけを見つめよう

そっと抱きかかえた君を

何処へ横たわらせよう

たとえば秋の燃える星座に

かすかに揺れる流れ星のように

堕ちていってしまいそうな

君の美しさを守り続けよう

僕のこの手で

強く抱きしめもう二度と離さない

長い坂で誰もがみな

同じように苦しみ

たったひとつの生きがいを

探しながら歩きつづける

生きることがとてもつらくて

立ち止まった日々もある

でも今日から想い出に

呼びかけたりはしない

君を心から君だけを見つめよう

君を心から 君だけを見つめよう

発売日:2002-11-20

歌手:ふきのとう

作詞:細坪基佳

作曲:細坪基佳