百鬼夜行-Halo at 四畳半

夜になるたびに思考は広がってく

価値の無い不安が部屋に漂ってる

列を成すならず者が煩悩を抱えては

ひとりずつそいつらを丁寧に運んでくる

跋扈する魑魅と魍魎に気を取られて

無我夢中 これが夢なら良かったのにな

百を越す 山積みにされた悩みの種

ひとつずつ 頬張れば朝を迎えてしまうのだろう

覚めないでいる 現の夢よ

夜の帳を下ろさないで

明けないような夜などないと

嘯いたあの人に伝えて

ほら 夜な夜な 百鬼夜行

八百万にも見放されてしまったか

行きも帰りも 通りゃんせ 怖かったよ

勝っても虚しいだけの花一匁と

ひとりぼっち 呆けた顔で童の様に歌を歌って

癒えないでいる 重ねた傷よ

忘れたはずが疼きだした

晴れないような霧など無いと

嘯いたあの人に伝えて

ほら 夜な夜な 百鬼夜行

揺らめいたのは酩酊して見た

世界ではなくて窓越しの朝焼け

覚めないでいる 現の夢よ

夜の帳を下ろさないで

明けないような夜はなくとも

心は蝕まれ 陽は沈む

ほら 夜な夜な 百鬼夜行

発売日:2020-01-29

歌手:Halo at 四畳半

作詞:齋木孝平

作曲:渡井翔汰