飄々と飛ぶ-インディアカヌー

もう何もかもグレー色の世界、抜け出したい

エゴイズム、目が眩む、slowdownして

滅入る迷路みたい

犬がひゅうどろどろと遠吠え

聞こえてきて震え出す

もう泥だ、もういいや、どうせただの暇つぶし、全部蹴っ飛ばして

八の字描くグライダーと

光のヴェールが雲を透かしてく

翼が生えたようになれば

あの鳥が飛んでいく時、僕も飛ぶ

もうただ身体の力抜いてカラッタッタってリズムに乗って

ぶつかったり砕け散る、そんでだんだん良くなるチャリみたいに

ただ空っぽなだけ

だけどそれでも

なにか見出したくなるよね

狂った頭、狂ってるから

狂ってくのもわからないまま

裸足のままで飛び出したら

会いたい人に会える気がしていた

翼の泥を落とし切れば

鯨みたいな雲にもなれるはず

もうなにもかもの色が取れて僕は飄々と

まやかしだらけの箱を1人ふらっと抜け出して

飛びたいとこに飛んでいくだけさ

行きたいとこに向かっていくだけなんだ

ふらふらしながらでもバカみたいに朝日が登る

発売日:2021-09-29

歌手:インディアカヌー

作詞:白川開

作曲:白川開