夏服 最後の日-杉山清貴

汚れた船が眠った桟橋

なじみのBARも 店を閉めるよ

こんなに好きな YOKOHAMAなのにね

そばにいたいと 君は泣いた

潮風の匂いがする

古着を着て 海を見てた 季節が終わる

愛を抱きしめても

愛に傷ついて

ふたりは想い出から

遠ざかるのさ

せめて微笑みだけ

ぼくにくれないか夏服最後の日だから

工場跡の星屑 まぎれて

きりがないほど KISSをした夜

ノイズだらけの ラジオのBALLAD

いまでは誰も もう聴かない

なにも変わらないと

信じたのは決して嘘じゃなかったけれど

どんな夏を過ぎて どんな夢を見て

心はさみしさまで 許せるのだろう

今夜ふりむくのは 一度きりでいい

なにもかも幻だから

失うものばかりが まぶしい

海の色に瞳を閉じる

愛を抱きしめても

愛に傷ついて

ふたりは想い出から 遠ざかるけど

せめて微笑みだけ ぼくにくれないか

夏服最後の日を 忘れたくない

発売日:1992-09-25

歌手:杉山清貴

作詞:松井五郎

作曲:杉山清貴