無精髭の男-村井敏朗

無精髭の男 色褪せた白いシャツ

痩せた口笛 長い影と足音

痛む足引きずり 黒いステッキで

歩き疲れて 落ちた眠り

この町じゃ(ちょいと) 名の知れた(男)

栄光も赤い薔薇も蹴飛ばし

錆びついた太陽はいらない

誰もが悲しみ背負って それでも微笑み浮かべて

生きているんだ それでいいんだ 愚痴などこぼすな

愛するものを守りたい 自分一人も守れない

涙ホロホロ 命ぎりぎり 少しだけ遠回りして

無精髭の男 今日もまたすれ違う

何処へ行くんだろう 何処から来たんだろう

この町を(ずっと) 愛してる(my hometown)

I remember 凍てつく夏も 震えてた汗だくの冬も

誰もが自分の歩幅で この一瞬を生きている

七転八倒二転三転 生き様刻んだ

山より大きな獅子など出ないと

親父の口癖やっと理解った

戦って来たんだ 越えて来たんだ

幼い手をグッと握って

誰もが悲しみ背負って それでも微笑み浮かべて

生きているんだ それでいいんだ 愚痴などこぼすな

愛するものを守りたい 自分一人も守れない

涙ホロホロ 命ぎりぎり 少しだけ遠回りして

無精髭 また歩き出す

発売日:2015-12-23

歌手:村井敏朗

作詞:村井敏朗

作曲:村井敏朗