杏子-LACCO TOWER

杏子色の空から 襲い掛かる宵の闇

狂おしく想う君へ 届け黒い影

薄い胸 軽く破って 心の奥へ 刺さるその声

鼓動は骨を 鉄琴にして きんきんと乱れ打つ

口を閉じて 息を止めて 瞳開けて 映るその背

夢の中で 見た笑顔で そっとこっちを向いて

すっからかんに 空けた両胸 まだ見ぬ想い 受け止めるため

ねじれた首に 両手巻き付け 深く深く抱き合うの

出鱈目な 台詞並べて あなたの横で 笑う小娘

この風景を はさみで切って あなた側を残しましょう

真実は 小説より 奇なりなんて 事はないわ

笑う私 笑うあなた 夢と現(うつつ)が混ざる

願う景色が 夢の中なら いっそこのまま 眠り続けて

その口づけで 目覚めるのなら 私死んでしまうでしょう

杏子色の空から 襲い掛かる宵の闇

狂った思いが黒に 変わる前に

届けこの影 あなたの元へ せめてその背に 重なるように

はにかんだ顔 塗りつぶすように 世界は赤く燃えるの

すっからかんに 空けた両胸 あなたの型に 形を変えて

二人の為に 杏子の空よ もっともっと燃え上がれ

発売日:2013-07-17

歌手:LACCO TOWER

作詞:松川ケイスケ

作曲:LACCO TOWER