友が偉く見える日-森田公一とトップギャラン

友がみな偉く見える日 詩人を真似てスミレを買った

早く帰って何も言わずに お前に渡してみたかった

男の人生のほろ苦さが 風のように沁みる日

おれもお前もゲームのように 暮らせなくなる年頃

友がみな偉く見える日 スミレをかばい駅へ急いだ

心の底から笑えた頃の 遠さをはじめてかみしめた

友がみな偉く見える日 電車の窓の闇に映った

みじめな顔に耐えきれなくて 盛り場の駅でつい降りた

男の人生のほろ苦さが 風のように沁みる日

おれもお前もゲームのように 暮らせなくなる年頃

友がみな偉く見える日 結局酔ってスミレを失くし

帰るとお前の枕元には スミレがひと鉢匂ってた

発売日:1998-08-21

歌手:森田公一とトップギャラン

作詞:山川啓介

作曲:森田公一