頬をなぜた 冷たい風 それほどさびしいわけじゃないけど 若くないな… そんなことを つぶやくなんて とてもおかしい 通りすぎた想い出たちに 笑われぬよう身がまえて 衿を立てた その指先で 白い雪が 舞い散る 足をとめて 手をさしのべ 落ちては溶けゆく雪を見つめ ついてないな… そんなことを つぶやくなんて とても悲しい もどることは 出来ないことと わかっていても つい振りかえる 知らず知らず 歩いた道を 白い雪が かき消す ふり続け ふり続け 何もかも 埋めつくせ 誰ひとり 気付いちゃいない 短い 春の足音 発売日:1992-11-21 歌手:松山千春 作詞:松山千春 作曲:松山千春