コオロギのバイオリン-THE BACK HORN

さめてく夢が夢ならば

なぜ夜は来るのだろう

一瞬の幻じゃない

永遠の安らぎをどうか下さい

見えなくなってしまったよ

疲れ果ててしまったよ

いつからか迷子になった

いつからかモノクロになった心

青白い外灯 虫達の死骸

さびついた欄干 月影の十字架

消せない過去を消すために

この夜は歌うだろう

一瞬のまやかしじゃない

永遠の安らぎをどうか下さい

沢山の優しさ達が

僕を狂わせてしまったんだ

沢山の愛情達に

僕は許されてしまったんだ

しぼんだ水風船 からっぽの水層

真夜中のプール コオロギのバイオリン

僕にとって君の声は安らぎ

僕にとって君の歌は天国

僕にとって君は神様

僕にとって君の声は安らぎ

僕にとって君の歌は天国

僕にとって君は神様

続いてくこの無情さ

どうか負けないで歌ってくれ

ひたすらに小さな羽根を

ずっとふるわせて奏でてくれ

コオロギのバイオリン

コオロギのバイオリン

景色が変わってゆく

この匂いも忘れてゆく

また出会うだろう

君の声に

いつかは僕らは灰になる

いつかは僕らも土になる

その前に少しだけ

少しだけこの命を

感じていたい

感じていたい

ただそれだけで

ただそれだけで

今夜、光になる

今夜、ひとつになる

はぐれた心を取り戻しにいく

安らぎの中で

発売日:2010-02-10

歌手:THE BACK HORN

作詞:松田晋二

作曲:THE BACK HORN