(セリフ)「軒下にうずくまる傷ついたこの俺に命縮めて尽してくれた お前の恩は 俺ぁ生涯 忘れねぇぜ」 親兄弟に 縁切られ 人がそっぼをむくような 因果を背負ったこの俺に なんでそんなにつくすのだ 半ぱ者だよ苦労の種さ やめろやめろと やめろやめろと叫んだうらで 愛しさつのって 男が泣ける うら道ばかりを選ぶなよ こんな稼業のこの俺に 人眼をしのんで逢いに来る さぞや肩身がせまかろう うしろ姿に両手を合わす 来るな来るなと 来るな来るなと叫んだ心 尚更ふびんで 男が泣ける (セリフ)「こんな馬鹿な俺に涙噛みながらついて来たお前 何ひとつ 残してやれなかったなあ」 行かなきゃならない 男道 ひくにひかれぬ義理の二字 いつかはこの日が 来ることを 覚悟してたとすがる手を そっと払って 飛び出す俺が 許せ許せと 許せ許せと叫んだ胸を 判ってくれるか 男が泣ける 歌手:岡崎二朗 作詞:玉川良一 作曲:みさき司郎